コロナ禍で浸透した事柄のひとつが、出社せずに自宅で仕事をこなすリモートワークだ。しかし、2023年に入り新型コロナウイルスが5類に移行されて以降、リモートワークを終える企業も多く、嘆きの声を上げる人も少なくなかった。
そんなリモートワークに対するアンケートが最近、お隣・韓国で行われた。
10月29日、市民団体119は満19歳以上の会社員1000人を対象に在宅勤務の満足度についてアンケートした結果、88%が「満足する」と答えたことがわかった。
リモートワークに満足したと答えた層は、性別や雇用形態、職業、職場規模、職級など問わず、すべて80%以上を記録した。
また、在宅勤務経験の有無関係なく在宅勤務の効率性について問うと、54.1%が「効率的」と答えた。
もっとも、責任ある立場になると回答も変わってくるようだ。
実際、上位管理者クラスの回答者では、3人のうち2人が「在宅勤務が非効率」と考えたのだ。
ただ、上位管理者と異なり、中間管理者クラスは43.1%、実務者クラスは54.2%が「在宅勤務が効率的」と答えた。
つまり、役職が上がれば上がるほど、リモートワークが非効率だと考えているようだ。
この調査結果を通じて、業務効率性については在宅勤務の経験有無や年齢、職級などによって意見が分かれると集計された。
この結果に、韓国国内では「会社は従業員が満足することを求める場ではなく、効率を求める場所」「会社が満足できるようにしなければならない」「私もリモートワークを継続したい」など、多くの意見が上がっていた。
韓国国内ではリモートワークに満足している人が多いことがわかった。もっとも、会社の業務効率化と天秤にかけた場合、今後も継続していくのは難しいかもしれない。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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