人口減少が加速する韓国で滞在する外国人が200万人超え…総人口の約4%、国内では不満の声も

2022年07月11日 国際
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韓国の現在の国内総人口は5164万8809人だが、近年では人口減少が加速している。そんな状況の中、韓国に滞在する外国人が200万人を上回っている。

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韓国法務部の出入国・外国人政策本部の「出入国・外国人政策統計月報」によると、韓国に滞在する外国人(長・短期含む)は2016年に204万9441人となり、初めて200万人を超えた。2021年には新型コロナウイルスの影響で一時199万人9000人余りと、200万人台を下回ったが、2022年5月には韓国に滞在する外国人は201万2862人にまで回復した。

これは国内総人口の約4%に該当する数字だ。

ちなみに経済協力開発機構(OECD)によると、総人口比5%を超えると多文化・多人種国家に分類される。韓国がその仲間入りを果たすのも秒読みというわけだ。

こうした影響もあり、外国人による不動産賃貸も増加しているようだ。

6月26日に公開された最高裁判所登記情報広場によると、5月確定日を受けた賃貸借契約のうち外国人賃貸者の契約は合計2362件。今年5月までに外国人が賃貸人である賃貸借契約件数は計8049件で、昨年同期間の件数4719件に比べて70.5%も急増した。

その背景には、各種の不動産規制を受ける韓国人とは異なり、外国人は規制から抜け出しているからだという。そんな背景を利用して、最近では8歳の中国の子がアパートを買ったり、留学生がアパートを買い入れて家賃収入を得ているという事態も起きている。

こうした状況に韓国内でも、「自国民は様々な規制を受けるのに外国人、特に中国人たちは馬小屋で韓国で不動産投機している」「外国にいい顔をする前に自国民を大事にしてほしい」など、不満の声も上がっている。

人口の増加はプラスの要素も大きいが、外国人の増加はトラブルにもつながることもある。韓国政府はそうした不安に対する対策もしっかりしなければならないだろう。

(文=サーチコリアニュース編集部)

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