『君の名は。』超えも現実味…韓国で映画『SLAM DUNK』が『鬼滅』『ジブリ』を超えたワケ

2023年02月04日 話題 #日韓関係 #サブカル
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韓国の『SLAM DUNK』人気をけん引するのは30~40代の男性たちだ。

30~40代と言えば、ちょうど彼らが中学・高校時代に『SLAM DUNK』が大人気だった。韓国ではコミック版が1992年~1996年に発売され、テレビアニメは1998年6月から1999年3月まで放映されたが、その頃に『SLAM DUNK』に夢中なった中高生たちが今、大人になって『THE FIRST SLAM DUNK』に熱狂している。

そうした熱気が口コミでも広がり、最近は世代や性別を超えて幅広い層が沸いている。

大手シネマコンプレックス・CGVによれば最近の『THE FIRST SLAM DUNK』の前売り率は20代が18.7%、30代が38.6%、40代が31.8%と、20代の割合が増加傾向を見せており、性別においても女性が47.5%、男性が52.5%と、女性客も目立って増えているというのだ。

さらに言うと、字幕版を見た観客が53.1%、吹き替え版も46.9%とほぼ同数で、両方とも観るリピート鑑賞ブームも起こっているらしい。

『THE FIRST SLAM DUNK』韓国版ポスター(画像=SMGホールディングス)

また、最近は小学生などの子どもと一緒に家族で映画鑑賞する人々も増えている。

日本では“韓流四天王”のひとりとして知られた俳優チャン・ドンゴンが、家族とともに『THE FIRST SLAM DUNK』を鑑賞したことも大きく取り上げられた。

こうした盛り上がりの連鎖が、『鬼滅の刃』やスタジオジブリ作品を追い抜くひとつの決め手になったと言えるだろう。

『ハウルの動く城』と『君の名は。』を超えられるか

しかも、今の熱狂ぶりだと2004年から2005年にかけて韓国で大ヒットした『ハウルの動く城』が築いた歴代2位・261万4043人の壁も突き破ることも時間の問題だとされている。

こうなってくると期待したくなるのは、歴代最高記録の更新だ。

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