韓国における日本アニメ長編映画ランキングの歴代1位は、2017年1月に公開された新海誠監督の『君の名は。』で、その観客動員数は379万6716人。
『君の名は。』は2017年1月4日の公開初日からボックスオフィス1位になり、その後も常に興行ランキングの常連に。3月26日には公開82日目にして365万人を突破した。
その後も地道にロングランを続け、380万人に肉薄する記録を打ち立てたが、『THE FIRST SLAM DUNK』もその記録に挑戦できる状況でもある。
というのも、『THE FIRST SLAM DUNK』はまた公開されて1か月足らず。公開13日で250万人突破した『君の名は。』には及ばないが、『ハウルの動く城』が1か月で250万人に達したことを踏まえれば、またまだ伸びる可能性は十分にあるのだ。
ただ、『THE FIRST SLAM DUNK』の座を脅かしそうなライバルがいないわけでもない。それも同じ日本アニメが、その行く手を遮るかもしれない。
新作『すずめの戸締まり』がそれだ。『君の名は。』の新海誠監督4年ぶりの新作が3月8日から韓国で公開されるのだ。
『すずめの戸締まり』の韓国配給会社はすでに積極的なPR活動をはじめており、公式SNSを通じて公開された「すずめイズカミング」映像が約90万回再生、約6000リツイート(1月25日18時時点)を超えるなど、韓国でも大きな注目を集めている。
そんな強力ライバルの公開まで『THE FIRST SLAM DUNK』はどこまで観客動員数を伸ばすだろうか。ジブリや『鬼滅』を抜いて『君の名は。』に挑む、宮城リョータや桜木花道ら湘北メンバーたちの進撃は続く。
文=慎 武宏
*この原稿はヤフーニュース個人に掲載した記事を加筆・修正したものです。
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