体調を崩したり、怪我をした場合、病院に行って治療を受けるのが一般的だ。しかし、最近の韓国では、病院に「行かない」「行けない」人が増加傾向にあるようだ。
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去る2月に韓国青少年政策研究院が発表した「青年の貧困実態と自立安全網の体系構築方案研究」の報告書によると、なんと41.6%の人が「直近、1年間病気になっても病院に行けなかった」と答えたという(満19~34歳の青年4000人:男性1984人、女性2016人が対象)。
なかでも、男性の半数以上が病院、健康検診センター、保健所などで健康検診を受けていないという結果もわかった。
病院に行かない理由としては、「病院に行く時間がない。忙しい」が47.1%でもっとも多く、「医療費の負担が惜しい」が 33.7%と続いた。
こうした状況に、韓国内では「本当にお金がない時は診察費と薬代が惜しくて行けない」「これは若年層だけの問題ではない。むしろ低所得の高齢層の方が危ないだろう」「病院代を惜しむのに、レジャーや買い物にはお金を惜しまない若者が多いだけのこと」など、様々な意見があがった。
給料日前や繁忙期は、確かに病院に行くのが億劫になることもあるだろう。しかし、健康が一番大切なのは間違いない。無理な我慢はほどほどにして欲しい。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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