9月4日、韓国のとあるオンラインコミュニティでは「1年に渡るスタッフの常習的な注文拒否」というタイトルの記事が投稿された。
同記事を投稿した自営業者A氏は、自身をチキンのフランチャイズ店の社長だと明かした。
A氏は最近、とあるスタッフがワンオペで業務を担当する時間帯のみ、明らかに注文が少ないことに気づいたという。そして、配信アプリをチェックした結果、毎日2~3件の注文拒否がなされていたことが発覚した。
詳細にチェックしたところ、2023年以降で1つの配信アプリだけで計957件、実に2700万ウォンものキャンセルがあったというのだ。
A氏は当該の店員を問い詰めたところ、「トイレで気づかなかった」「客がキャンセルした」「配達地域ではなかった」などの釈明をしていたという。
だが、実際の監視カメラの映像では、当該の店員が注文をキャンセルした時間帯に椅子に座ってゲームをしていたことが明らかになっている。
また、営業中だったにもかかわらず店舗内の簡単な掃除すらしていなかったことも判明した。
これらの清掃状態などを指摘すると、該当の店員はその日の内に退社を申し出たようだ。
A氏は当該の店員に時給1万4000ウォンと交通費を支給し、勤務期間が1年経ったら店長を任せ、月収400万ウォンを送る約束をしていたという。アルバイトとしてはかなりの好条件を出していただけに、突然の裏切りでA氏が感じたショックは大きいはずだ。
この報道を受け、韓国ネット民の間では「損害賠償を請求するべきだ」「こんなクズを雇うリスクを考えると、AIやロボットを使う方がいい気がする」「本当にため息が出る」など、該当の店員に対する批判的な意見とA氏への同情が目立った。
巧妙に仕事をサボる人は意外と多い。そのようなサボりを適切に見抜く目も、経営者には必要なのかもしれない。
(文=サーチコリアニュース編集部)