K-POPが世界的に認められている昨今、日本出身メンバーが所属するグループも多い。
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しかし、そんな彼らの活躍は、先人たちが築いてきた土台があってこそのものと言える。
まずNI-KI(ENHYPEN)、YUTA(NCT 127)など、男性K-POPアイドルの先駆者となったのは藤原倫己だ。
彼は大学1年生だった2006年、旅行で韓国を訪れた際にスカウトされ、大学を辞めて渡韓。2年の練習生期間を経て、2008年にボーイズグループ「A'st1」の一員としてデビューした。彼が所属していたDSPメディアは、KARAやSS501も擁した大手事務所だ。
その後、2010年にスターダストプロモーションへの移籍で日本に戻り、現在はラジオパーソナリティーやタレントとして活動している。
彼の決断が無ければ、現在活躍している多くの日本出身K-POPスターは生まれていなかったかもしれない。
ほかにも2012年に韓国でデビューしたアジアグローバルアイドルグループ「CROSS GENE」のメンバー、タクヤの存在も大きい。
TAKUYAは、2014年からレギュラー出演していた外国人トークバラエティ番組『アブノーマル会談』で流暢な韓国語で日本の文化やニュース、トレンドを紹介するなど、“日本代表”の役割を果たしたことで人気を獲得。
特に印象深いエピソードは、『アブノーマル会談』で自分が思う世界最高の男としてSMAPの木村拓哉を紹介した際、「しかし、韓国のポータルサイトで“タクヤ”と検索すれば、自分がトップに出てくる」と韓国での知名度を自慢したことだ。この発言によって、韓国のリアルタイム検索語ランキングでは“木村拓哉”が上位にランクインするという珍事件が起こった。
またTWICEのミナ、サナ、モモ、LE SSERAFIMのサクラ、カズハといった人気女性アイドルの先人には、S.E.Sのメンバーでデビューしたシューが挙げられる。