未払いに横領、「人生かけて消す」発言まで…崩壊に向かう韓国芸能事務所の今

2022年12月07日 話題
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最初に名前が浮かぶのは俳優のイ・ソジンだ。彼はこれまで『イ・サン』『火の鳥』『チュオクの剣』『エージェントなお仕事』などに出演し、日本でもよく知られた存在ではないだろうか。

そして、『トキメキ☆成均館スキャンダル』『キム秘書はいったい、なぜ?』『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』『月水金火木土』など、多くのラブコメドラマでヒロインを演じてきた女優パク・ミニョンも在籍している。

ただ、パク・ミニョンには黒い噂も付きまとっている。11月10日に警察が行ったHOOK社屋への家宅捜索は、今年秋頃に発覚したパク・ミニョンの元恋人の影響もあるのではと噂された。

イ・ソジン
パク・ミニョン

そんな2大人気俳優のほか、Disney+『キミと僕の警察学校』やイ・ソジン主演の『内科パク院長』などに出演した若手俳優ソ・ボムジュン、イ・スンギ主演ドラマ『マウス』への出演経験があるモデルのキム・ミンス、2000年生まれの新人女優チェ・ギュリの3人が所属している。

そしてHOOKの重鎮と言えるのがベテラン女性歌手のイ・ソニ。彼女は1984年にデビューし、還暦を目前に控えている韓国の国民的ボーカリストだ。

イ・ジュンギ主演の映画『王の男』の劇中歌を歌ったり、2002年日韓W杯では光化門(クァンファムン)広場一帯で韓国代表の応援歌を熱唱したりと、韓国芸能界でも大御所として知られている。

実はHOOKは、イ・ソニのマネージャーだったクォン・ジニョン代表が独立・設立した事務所だ。長年苦楽を共にしてきたパートナーが、イ・スンギを奴隷のように扱い、暴言を浴びせていたことは知っていたのだろうか。

そもそもイ・スンギは、イ・ソニが自ら発掘してデビューまで面倒を見てきた、いわゆる“愛弟子”だ。2004年アテネ五輪、2006年ドイツW杯などの応援ステージに2人で立ったこともある。

“師弟”関係のイ・スンギ(左)とイ・ソニ

一連で明らかになった暴言の録音ファイルで、クォン・ジニョン代表は「こんな内容証明も送ってくるのだから、出るとこに出るつもりみたいだ。私の名をかけて消してやる。私の残りの人生はイ・スンギを消すことに使う」と、興奮気味に話していたという。

徐々に明らかになっているクォン・ジニョン代表の悪行について、イ・ソニは今、どのような心境なのだろうか。

(文=サーチコリアニュース編集部K)

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