死亡したのは20代の男性で、遺体が発見されたときは頭に亜酸化窒素が入ったビニール袋をかぶっていたという。
現場には使用済みの亜酸化窒素入りカプセルが17個、未使用のカプセルが104個ほど転がっていた。つまり男性は、自作のバッピーバルーンを吸い続けていたのだ。
死因はまだ調査中だが、もし亜酸化窒素によるものと確定すれば、これが韓国初のハッピーバルーン(亜酸化窒素)による死亡事件になる。
ただ、韓国メディアは早くも「“麻薬風船過多吸入”国内初死亡」(『東亜日報』)、「死を招いたハッピーバルーン」(『国際新聞』)などと騒いでおり、ハッピーバルーンの危険性が注目されているところだ。
『ブリッジ経済』の報道によると、亜酸化窒素を誤用・濫用する場合、体内の酸素濃度が下がり、窒息、酸欠、記憶喪失などの副作用があるという。
アメリカやイギリスではすでにハッピーバルーンによる死亡事故が多発し、亜酸化窒素の使用を厳しく制限しているそうだ。
今後、韓国でもハッピーバルーンの規制は強化されるかもしれない。そしたら若者たちの「ハッピーな気分」は、またどうやって作ればいいのだろうか…。