韓国で慰安婦を「売春婦」と主張したらどうなるのか。とある女性教授の“末路”とは

2017年01月30日 社会
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検察は「パク教授は朝鮮人慰安婦たちが売春を認知した状態で自発的にお金を稼ぐ目的で慰安婦となったと書籍に書いた」とし、「そのように事実を意図的に歪曲し、慰安婦被害者たちの名誉を著しく毀損した」「パク教授は“売春”、“自発”などの表現の意味を知っていながら、一般大衆を相手に出版した書籍で何度も繰り返して使用し、事実を歪曲した」と主張。

「これは未必の故意ではなく、確定的な故意だ」と断定している。

一方のパク教授はインタビューで「他の学者たちもたくさん書いています。資料を提出しましたが、1992年度の韓国政府の報告書にも“売春”という単語が書かれています」と反論。法廷には元慰安婦も訪れており、子供たちが正しい歴史教育を受けられるようにパク教授を厳罰に処すべきだと訴えていた。

周知の通り、韓国における慰安婦問題は非常にセンシティブな問題だ。そんな慰安婦を「自発的」「売春婦」などと表現すれば、猛烈に叩かれるのは必至だろう。

にもかかわらず、なぜパク教授は『帝国の慰安婦』という書籍を出したのだろうか。その思いについても語られている。

書籍『帝国の慰安婦』

「これまで20余年間、(慰安婦)支援団体らは“日本政府に法的賠償と公式謝罪”を主張してきた。しかし、私が会った元慰安婦の大部分は、法的賠償が何かも知らなかった。私は多くの当事者が排除されたまま進行している支援団体らの方式を批判した。書籍を通じて、他の元慰安婦たちの声を伝えたかっただけだ」(パク教授)

そもそも一人の学者が自らの見解を述べただけで、名誉毀損として懲役3年を求刑される韓国の現状は、異常としか言いようがない。「言論の自由」が確保されていない現状を韓国ネット民たちもさぞ悲観していると思いきや、どうやら違うようだ。

「一度性暴力を受けろ」「日本から金もらってんのか」

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