「迷子になった愛犬が食べられた…」飼い主を横目に近隣住人が“犬食パーティー”の恐怖

2016年10月20日 ライフ
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ブログによると、飼い主の女性は、10年間飼っていたオールド・イングリッシュ・シープドッグという体重40kgほどの大型犬を、うっかり逃してしまったという。

村中を探し回るも見つからず、所在がつかめたのは失踪から2日後。「飼い主の家から4キロほど離れた橋の下で倒れているのを見かけた」という目撃情報が寄せられたのだ。

急いで現場に駆けつけたが、愛犬の姿はない。

周辺住人に聞き込み調査を行うと、「頭から血を流して倒れている犬の周囲に、棒と大きな布袋を持った数人の男がうろついていた」という情報を入手。

そして近くにあった防犯カメラ映像から、彼らが愛犬をトラックで連れ去る姿を確認したのだった。

飼い主の通報を受けた警察は、倒れていた犬をトラックに乗せて近くの公民館まで運び、屠殺して食べた疑いで、住人4人を逮捕した。

実はこの公民館には、飼い主が一度聞き込みに行っているのだが、その際は「たかが犬一匹で…」と、あしざまに追い返されたという。

しかし、あろうことか“犬食パーティー”が行われたのは、その日の夜のこと。

住人たちは、飼い主が探していることを知りながら、犬を食べたというのだ。

同事件がネットで広まると、住人たちに対する非難が続出。

ネット上には「そんなに犬を食いたいなら、せめて食用犬にしろよ」「久々に栄養補充できると喜んで犬を殺したと思うと腹たつわ。野蛮にもほどがある」「これだから田舎はダメなんだよ」といったコメントが寄せられている。

住人たちには「占有離脱物横領罪」の疑いで、合計約300万ウォン(30万円)の罰金が科せられた。

しかし、より厳重な処罰を求める動物愛好家たちが署名運動を展開し、現在1万5000人超の署名が集まっている。

これで処分が変わるかは疑問だが、大きな話題になっているだけに、なんらかの動きがあるかもしれない。

伝統文化とはいえ、いまや国際的にも批判の的になっている犬食。今回のような事件が再発しないよう、もう少し法律の整備をしてほしいものだ。

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